この記事では、
・FX相場のフラクタル構造とは?
・マルチタイムフレーム分析とは?
について解説しています。
フラクタル構造を理解すると、
あなたが普段トレードで狙っている“波”が、相場全体のどの位置にあるのか?が分かるようになります。
さらに、
✔ 今は「まだ伸びる」局面なのか?
✔ 「利益確定」すべきタイミングなのか?
✔ 「損失が小さいうちに撤退」すべきなのか?
この判断が自分で出来るようになります。
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フラクタル構造とは?
フラクタル構造とは「自己相似構造」とも呼ばれ、
“どんなスケールで見ても同じ形が繰り返されている現象” のことです。
まずはこちらの図を見てみましょう👇


見ての通り、大きな形の中に小さな同じ形がいくつも存在していて、それらが積み重なってひとつの全体を形作っています。
実は、このフラクタル構造こそがFXチャートにも当てはまるんです。
つまり、日足・4時間足・1時間足・5分足…と時間軸を切り替えても、「似たような波の形」が何度も繰り返し現れる構造になっているということ。
この構造を理解できるようになると、チャート全体を“多層的に”捉えられるようになります。
1分足

5分足

15分足

1時間足

4時間足

日足

週足

どうでしょう?
各時間足でトレンドの向きが違えど波の中でまた波を作っているんですよ。
トレードするときに使うの?
結論。
めちゃくちゃ大事です。
FXを始めたばかりの頃って、まず最初に「レンジ相場」と「トレンド相場」について学びますよね。
多くの教材やYouTubeでは、
レンジ相場は方向感がなくてトレードしづらい
トレンド相場は方向が分かりやすく、伸びやすいから狙いやすい
といった説明がされます。
でも、実際に相場を見ていると、こう感じませんか?
あれ、トレンドの中にも小さなレンジがあるぞ?
レンジっぽいけど、大きく見たらトレンドじゃない?
そうなんです。
相場は レンジでありトレンドでもある。
そして トレンドでありレンジでもある のです。
この2つを“別物”として考えると、エントリー判断や環境認識で混乱してしまう原因になります。
チャートは常にフラクタル構造(自己相似)で動いているので、大きな時間軸ではトレンド、小さな時間軸ではレンジ。
その両方が同時に存在しているんです。
日足がレンジ相場の時

4時間足で見ると?

この中を更に細かく

こんな風に
日足レベルでレンジでもその中でトレンド発生
そのトレンドの中にもレンジがある
理解しましたか?
それを踏まえたうえで週足みましょう!
週足の波

さすがに分かりましたよね!!!
どう判断?
トレンドとレンジの判断って、ここまで聞いても「結局どっちなの?」って思う人も多いですよね。
でも、考えるポイントはたったこれだけです👇
- FX相場はフラクタル構造でできている(形だけじゃなく“時間軸”も意識すること)
- 自分が理解しやすいのはどっちか?トレンドの中のレンジなのか、レンジの中のトレンドなのか?
- 「今の相場」がどんな相場の“どの部分”かを考えること
この3つをパズルのように組み立てながら、「どの波を狙ってトレードするのか?」を明確にする。
これができるようになると、トレードの“軸”が安定します。
そして
・利益を出せたトレード
・損切りに終わったトレード
を振り返った時に、
何が良かったのか/何が悪かったのか が明確に見えてくる。
つまり、感覚ではなく“根拠と再現性”を持って経験を積み上げられるようになるんです。
最後にもう一度、ダウの目線と傾き から「今の環境」を読み取ってみてください。
きっと、チャートの見え方が一段深くなるはずです。
まとめ
まだ思うように利益が残せていない人は、まず「自分のトレードを振り返る」ことから始めましょう。
あなたが狙うはずだった“波”はどこだったのか?
そこを正確に把握するだけで、課題と伸ばすべき点が見えてきます。
勝率が高かったトレード
しっかり値幅を取れたトレード
これらには必ず“共通点”があります。
その共通点を見つけ、自分の得意パターンを磨くことが次のステップです。
相場には4つのフェーズがあります
・トレンド相場の中のトレンド相場
・トレンド相場の中のレンジ相場
・レンジ相場の中のトレンド相場
・レンジ相場の中のレンジ相場
あなたが「理解しやすい」「再現しやすい」と感じる部分を、“自分の武器”にすることが最短ルートです。
なんとなくチャートを見るのではなく、フラクタル構造を意識して観察してみてください。
・上位足はどんな相場?
・下位足はどんな相場?
・この後どうなりやすい?
こうやって“多層的に考える”ことで、相場の見え方が一気に変わります。
あなたのトレードも、「ただの勘」から「明確な戦略」へ。
まずは今日から、“狙う波を揃える”ことを意識してみてください
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